今までの我が家の水槽、2010年3月にリセットしてその後はずっと安定し、
最近はケンミジンコが発生するなど極めて良好な状態でしたが、
6/3にリセットしました。
リセットの理由は下記3点です。
1)底床の質感(珪砂)が気に入らない
2)水草をしっかり育てたい
3)居間の水槽なので日淡魚レイアウトとして少しは気を使いたい
一番大きな理由は1)ですが、これは水槽立ち上げ時から実はずっと不満でした。
珪砂をベースに大磯を混ぜた3~6mm位の大きさの砂利を使っていたのですが、
この珪砂の色が明るすぎるため水槽全体にシマリが無く、質感がとても不自然でした。
また2)と3)については従来は大量のオオカナダモを無造作に入れていましたが、
成長が早い分だけ代謝も良すぎて枯れ草が大量に出るので、
水槽の中が浮遊物が多くて鑑賞に堪えませんでした。
以前と比べて野生の水草(在来種)を採集できる手段も広がったので、
オオカナダモに固執する必要が無くなったのも大きな理由の一つです。
そしてリセットをする数週間前には、
従来のオオカナダモ等の不要な水草を処分して照明を追加設置し、
以前から不定期に採集していた水草の他に
5/23の水辺探索で採集したホザキノフサモなどを加えて試しに生育するなどして、
小川をイメージした新しいレイアウトが頭の中で徐々に固まってきました。
リセット後の我が家の水槽です。
水草の配置が下手なのが今後の改善点ですが、
底床は、大磯でも珪砂でもなく、川底を再現できる質感の礫を使用しました。
その礫のサイズも大小を混ぜることによって自然な感じとなるように工夫し、
イメージしていた通りのとても良い雰囲気の底床になりました。
ちなみにこの写真では撮影用に水槽背面に黒いバックスクリーンを使いましたが、
普段は何も貼らずに南側の明るい窓際で太陽光が燦々と降り注いでいます。
リセット前と設備と生体が若干違うので、備忘録的に状況を書いておきます。
現在の飼育の状況(2012年6月7日現在)
~生体~
魚類
■タモロコ
■トウヨシノボリ
■モツゴ
水草
■セキショウモ
■エビモ
■ホザキノフサモ
■キクモ
■カワゴケ類
貝類
■ヒメタニシ
■マシジミ類
生体は近所や周辺の水辺(すべて千葉県北総)で採集したものだけです。
本当は底床もその採集地域のものにしたいところですが、底面ろ過のため、
まとまった量で適した砂利を見つけるが難しいです。
リセット前はスゴモロコとドジョウがいましたが、
スゴモロコはリセット中に死亡、ドジョウは底荒らしのため隔離しました。
従来入れていたオオカナダモのほか、ミズワラビ、アオウキクサ、アカウキクサも
リセット前に既に除去しています。
また水草は上記以外に数株のヤナギモを5月から実験的に入れてますが、
今まで一度も生育に成功したことがなく、
リセット前のケンミジンコが発生する条件下でも既に大部分が消失しました。
タモロコによる食害も見受けられるので、
おそらくこのままだと完全に無くなると思います。
マシジミ類(タイワンシジミの可能性大)は、
昨年11月にヒーターを初めて可動させた時に多くが死亡してしまいました。
現在残っているのは3年近く生きている2個体のみですが、あまり元気がないです。
でも今までこれだけいい加減な管理の室内の水槽で
二枚貝が3年近く生きて行けたのなら、御の字かもしれません。
しばらくしたらまた採集して追加しようと思います。
~設備~
■水槽
Tetla RG-60 60cm
■水槽台
ニッソー アクアリウムキャビネット
クラブ600 H-L
■光源
【太陽光】直接光:約2~6時間 +
間接光:約4時間/日(晴天時。季節により変動)
【照明1】アクアシステム アクシーイオン600i
ホワイト
【照明2】ゼンスイ LEDランプ 60cmホワイト
【タイマー】カスタム ウィークリータイマー(8:00~16:00の8時間ON)
■濾過
【底面ろ過】コトブキ ボトムインフィルター600
【エアポンプ】水心SSPP-2S
【底床】礫Sサイズ17kg
+
礫Lサイズ1kg + その他レイアウト石1kg
■加温装置
【ヒーター】ニッソー パワーセーフプロ200W
【サーモスタット】ニッソー シーパレックス300 (20℃に設定)
【ヒーターカバー】ニッソー ネオヒーターカバー
■冷却装置
【ファン】ニッソー ぴたっとファンM
■餌
テトラミン/テトラフィン(2日に1回)
冷凍赤虫(2ヶ月に1回)
設備は、照明を一つ追加のほかに、夏対策として冷却ファンを購入しました。
底床がまだ立ち上げたばかりのためにこなれてないので、
今まで根付いていた水草がまたしっかり根付くか心配です。
今後の生体追加については、
夏季に近所で採集できるトウヨシノボリやキクモを適宜入れることと、
久しぶりにヒガシシマドジョウも飼育したいと考えています。
ヒガシシマドジョウは2011年の夏に川で水中撮影をしているのですが、
採集や飼育は気付いたら6年以上もしてませんでした。
今からいつ水辺探索しようかと思案中です。