2011年10月14日金曜日

算定基礎届が未提出!?

勤め先会社と旧知の関係にあるA社が売上不振のために事業縮小し、
社会保険関係の手続きが分かる人が居なくなってしまったとの事。
そのA社の社長が困った顔で僕に差し出したのが、
未提出の被保険者報酬月額算定基礎届の催促通知でした。
これは給与から天引きされる保険料額の基礎となる書類で、
毎年7/1~7/10頃までに健康保険組合や
管轄年金事務所に提出しなければならないのですが、
社長が僕に差し出したのは10/11。もう3ヶ月も過ぎてます!

書き方を教えて欲しいとの事だったので、今回記入の仕方を説明しました。
賃金台帳などの資料があれば算定基礎届の記入は難しくないことを伝え、
さっそく4月~6月の役員・従業員の賃金台帳を用意していただいたのですが、
あまり見たくなったものを見てしまいました・・・社会保険料の天引き額の誤りを。
3月以前の天引き額も気になったところでしたが、
とりあえず今回発見した誤りを指摘しつつ、算定基礎届の記入をしていただきました。

続いてA社の社長から言われたのが、
取締役会の決定による社長本人の7月からの役員報酬減額です。
なんと報酬が今までの半分以下に減額になってました・・・。
A社の売上不振は相当のようで、減額後の報酬額を見ると実感させられます。
これは7月~9月の賃金台帳を基にして被保険者報酬月額変更届を記入。
両方ともその日のうちに記入を終えて無事に郵送されました。
A社長、次回はしっかり提出して下さいね。

以上、A社の社会保険手続きに関する遅滞エピソードを記してみました。
こんな仕事もたまにやることがあります。

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